及川音楽事務所

• バッハ：　前奏曲（パルテｲ—タ　第一番　ホ長調より）
• バッパ：　ソナタ　第１番　ト短調　（全４楽章）
• 竹内邦光：　「落梅集」 無伴奏バイオリンのために　1, 流離　2,古謡　3,蹴り落つ
• 竹内邦光　編：　「この道・城ヶ島の雨」
• バッハ：　パルテｲ—タ　第２番　ニ短調 「シャコンヌ」付き　（全５曲）
• 他

※曲目は都合により変更になる場合もございますので御了承ください。

５歳よりバイオリンを始め、室谷高廣・徳永二男氏に師事。桐朋学園大学を経て英国ギルドホール音楽院に留学、学士・修士号、演奏家ディプロマを取得。その間、ドイツ・ロベルト・シューマン音楽大学でも学ぶなど、広く研鑽を積み、巨匠ルジェーロ・リッチ氏にも長年教えを受けた。 演奏では、北ロンドン無伴奏バッハ・コンクールに優勝するなど内外の多数のコンクール等で受賞し成果をおさめ、英国ウィグモア・ホールでのリサイタルや、2002年、ギルドホール交響楽団とのバルトークの協奏曲のソロに立つ等、イギリスでの活動のほか、日本では、2004年のデビュー・リサイタルの後、ソロ・リサイタルを含めて、多くの公演を重ねている。

「落梅集」（平成５年度文化庁芸術作品賞　受賞作品）

日本の民話　——　残酷の悲劇　———

その悲哀・悲憤・慟哭、そして、熱い人間愛は 第２曲「古謡」のなかで“子守り歌”となって 象徴されます。

日本的色彩豊かな激しくも美しい音楽は、必ず や、聴く人の心に、深くしみ入ります。

（竹内邦光：志木市在住）

桐朋出身、英国留学経験もある新鋭・小林倫子が英国の名ピアニストゴードン・バックと共に３年ぶりにリサイタルを開いた。 最初にルクレール／ソナタ・ニ長調がしっかりと展がに演奏されると挨拶とトークに続いてエルガーのソナタ。　あまり演奏されない作品だが充実した内容を持ち、演奏も、真摯な厳しさと、最近何かと話題の品格を強く感じさせる。　バックのピアノもさがに見事だ。 後半はまず、小林が初演した竹内邦光『遥歌集』から２曲「橙華」・「染めていく」が作曲者臨席のもと演奏され、想いのこもった情念やあどけない可憐さは、日本人にしか出せない音とゆうべきか。 最後はフランク／ソナタで、小林のバイオリンは一種独特の、艶麗な音色を持っており、特にフランクには合っていた。 貴婦人然とした怜悧な気品漂う第１楽章といい、とかく低徊気味な第３楽章も匂うように美しく、アンコールのエルガーも絶品だった。

浅岡　弘和 平成７年１１月・浜離宮朝日ホールで行ったリサイタルへの演奏批評

「音楽現代」誌　平成８年２月号　掲載

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会場

ふれあいプラザ(東武東上線志木駅前フォーシーズンズ志木8F)

住所

埼玉県志木市本町5丁目26-1フォーシーズンズ志木マルイファミリー志木