ソプラノ|
since 2010/8/12
鳥取県境港市出身。
東京教育大学(現筑波大学)附属盲学校を経て、東京女子大学文理学部数理学科卒業。
1971年、日本ユニバック(現日本ユニシス)株式会社に入り、視覚障害プログラマーのさきがけとなる。
歌うことは好きだったが、声楽の勉強をする余裕がなく、師についたのは42歳のときだった。その後、多くの若い音楽大学出身者に伍して各種のコンクールで受賞し、毎日新聞「ひと」欄をはじめ、新聞・テレビなど、多数のメディアに取り上げられる。
東京文化会館での2度のリサイタルをはじめ、多数の演奏会に出演。また、学校・教会・障害者施設・病院での演奏会、自治体・教育委員会・企業などの依頼による演奏会にも多数出演。娘・塩谷多衣のピアノ伴奏による演奏会も多く行っている。レパートリーは、
クラシックから愛唱歌まで幅広い。
第6~8回「奏楽堂日本歌曲コンクール」(審査委員長・畑中良輔)連続入選。
第7回「太陽カンツォーネ・コンコルソ・クラシック部門」第1位。
第4回「全日本ソリスト・コンテスト」入賞。
第2回「フランス音楽コンクール」入選。
第2回「長江杯国際音楽コンクール声楽部門」第3位。
「鮫島有美子&ヘルムート・ドイチュ声楽公開レッスン」(音楽之友社主催)の受講者
選抜オーディション合格、音楽の友ホールでの公開レッスンではブラームスを歌い好評を得る。
第19回「及川音楽事務所オーディション」最優秀新人賞。
CD『わかれ道 ~ 日本の四季に寄せるノスタルジア ~』を、トウキョウ音楽企画よりリリース。オリジナル曲「千の風」他を収録したCD『千の風』を、ユニバーサル・ミュージックよりリリース。
エッセイストとしても活動している。
エッセイ集『寄り道人生で拾ったもの』(小学館)が、「第58回日本エッセイストクラブ賞」にて、推薦作174点の中から、最終候補5点に選ばれる。また、「日本図書館協会選定図書」、および「全国学校図書館協議会選定図書」に選ばれる。このエッセイ集には、日本ペンクラブ会長・阿刀田高氏が帯文を、聖路加国際病院理事長・日野原重明氏が解説を寄せてくださった。
エッセイ『深夜の散歩』が、文芸春秋社発行の『2010年版ベストエッセイ集』に掲載される。
エッセイ『光と闇の狭間』が、「第6回文芸思潮エッセイ賞」にて、応募作549点の中から最優秀賞を受賞し、『文芸思潮第37号』(アジア文化社発行)に掲載される。
その他、各誌への寄稿多数。
主な出演番組
NHK総合テレビ「午後7時のニュース」
日本テレビ系列「24時間テレビ旅立ちの時コンサート」でのソリスト
NHKラジオ第2放送「視覚障害者の皆さんへ」
TBSラジオ「中村尚登 ニュースプラザ」
TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」
NHK総合テレビ「こんにちは一都六県」
NHK総合テレビ「首都圏ニュース」
NHKラジオ第1およびFM「ラジオ深夜便」
かつしかFM「こちらかつしか集会所」
趣味は、山野や湿原でのバード・リスニング、ベランダ・ガーデニング、料理など。バード・リスニングについてのエッセイ「折々の鳥の歌」が、芥川賞作家・加藤幸子氏の推薦により、「日本野鳥の会」会報『野鳥』に、特別寄稿として掲載された。
瀬山詠子、青山恵子ほかの諸氏に師事。東京室内歌劇場、日本エッセイストクラブ会員。
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